- 5S活動を通した工程内品質改善
5S活動を通して作業者の品質意識を向上させながら、全社的に工程内品質の向上を図っていく。
対象業種
金属加工・組立、食品製造、樹脂成型やその関連加工業種など、もの作り企業全般
指導効果・ポイント
会社の品質保証体制の構築と各担当者の役割を明確にすることで自主的な品質管理ができるようになる。
品質保証で重要な品質記録、基準等の根拠と見える化などについて、5Sを通して全員が品質意識を持てるようになり、第三者に安心を与える体制が構築できる。
パッケージプラン内容
回(回数) | テーマと内容 |
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1 | 品質保証体制の構築及び記録・基準の根拠の明確化 5Sの基本の理解 ① 組織とそれぞれの役割、品質保証の体系化などの体制を見直し、組織的に品質保証ができる体制作りを行う。 ② 各工程の製品基準の確認を行い、根拠の明確化、各基準とQC工程図との整合性の見直しを行い、仕組み的にも体制と整合性が取れるようにする。 ③ 5Sの基本を理解してもらいながら、モデルエリアを決めて5S活動ができる体制作りを行う。 |
2 | 工程内品質の作り込みの仕組み作りと見える化の推進 5Sのモデルエリアの改善の実行 ① 組織と役割に準じた記録・根拠の見直しとフォームの確定とその役割を見直しながら工程内品質の作り込みの仕組みを構築する。 ② 作業手順書の見える化について、サンプルを渡しながら、どの作業について手順書の作成と見える化が必要なのかを洗い出し、計画的に実施できるようにする。 ③ 5Sのモデルエリアを確認しながら、表示のあり方、置き場の決め方などを決める。 |
3 | 本質原因をなくす対策と対策の水平展開による再発防止の仕組み作り 5Sのモデルエリアの定着化 ① 原因遡及分析などによる本質原因をなくす対策立案と、その対策の水平展開を行い、再発防止ができる仕組みを作る。 ② 品質データに基づいて効果の検証とPDCAの管理サイクルが回せるようにする。 ③ 5Sのモデルエリアの実施状況を確認しながら、定着できる仕組み作りを行い、次のエリアの改善ができるようにしていく。 |
4 | 品質保証の体系化と品質に関する技能項目を明確 5Sの水平展開 ① 会社の品質保証を体系化し、組織、記録、文書等が総合的にわかるようにしていく。 ② 工程毎に品質の作り込みに必要な技能を明確にし、安定した品質が作り込めるようにする。 ③ モデルエリアを他のエリアに水平展開できるようにしていく。 |
5 | 品質保証の体系と工程内品質の作り込みの整合性を図る 5Sの水平展開フォローの仕組み作り ① 会社の品質保証を体系化した項目について、運用上の課題、問題点を洗い出し、工程内品質の作り込みが定着できるようにする。 ②品質保証の関連文書、見える化の内容、対策と水平展開の内容など、体系化したものと運用しているものの整合性を図り、一貫性が取れた仕組みに見直す。 ③ 5Sのモデルエリアの水平展開状況を確認しながら定着できるようにしていく。 |
6 | 活動の総まとめおよび課題の抽出と方向付け ① 活動のまとめを行い、今後に向けた運用ができるようにする ② 今回の活動で判明した課題等について方向付けを行う。 |
このパッケージプランの提案者
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- お問い合わせ先
- 公益財団法人堺市産業振興センター 経営支援課
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- 住所
- 〒591-8025 堺市北区長曾根町183番地5
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- 電話番号
- 072-255-6700
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- FAX番号
- 072-255-1185